内見時のチェックポイント②マンションの場合は「共用部」の管理状態も確認しておこう!

内見時のチェックポイント②マンションの場合は「共用部」の管理状態も確認しておこう!

マンション購入の際には室内だけでなく、「管理状態」についても確認しておきましょう。

「共用部分・専有部分」とは

マンションの管理は「共用部分」と「専有部分」の2つに分かれます。「共用部分」とは、入居者が出入りする部分のこと。エントランスやエレベーター、施設内駐輪場などがそれにあたります。

一方、「専有部分」とはお部屋の中のことを指します。

マンション購入時は共用部の管理の委託先がどこなのか、またその管理状況について必ず確認しましょう。

管理会社に委託しているのではなく、まれに管理組合による自主管理となっている場合もあります。また、管理会社へ管理を委託している場合でも、管理会社によって対応が大きく違うこともあります。

管理会社への委託の場合、購入前に直接問い合わせすることは難しいですが、手がかりは内見時にいくつも見つけることができます。

エントランス・入り口の様子

建物がどのように管理されているか、パッと分かるのがエントランスです。全体の印象だけでなく、ドアのガラスは綺麗に清掃されているか、植栽は手入れされているか、電球や蛍光灯が切れていないかなどを入念に見ておきましょう。

「たまたまその時汚れていた」という場合でも、ゴミが散らかっている場合は周辺環境が良くない可能性もあるので注意。

エレベーターや掲示板

エレベーターや掲示板に貼られた掲示物(張り紙)も見ておきましょう。定期清掃や法定点検のお知らせであれば問題ありませんが、「騒音トラブル」などの注意喚起が貼られていたら要注意。建物内でトラブルを抱えている可能性大です。

ゴミ置き場の清掃状況

施設内にゴミ置き場がある場合は必ず確認。管理人や管理会社による適切な清掃が行われている場合は、日中でもそこまで臭いは強くありません。また、分別など捨て方のルールが守られているかどうかによって、住人の様子も分かります。

オートロックの設置状況

人気のヴィンテージマンション、リノベマンションで盲点になりがちなポイントです。築年数によっては設置されていないところもまだまだあるため、防犯性を重視する場合は必ず見ておきましょう。

その他、不動産会社に問い合わせて取り寄せた方が良い資料など

マンションの管理組合では以下のような資料を保管しています。

内見して気になるマンションを見つけたら、購入前に不動産会社を経由して取り寄せてもらうことをお勧めします。

①長期修繕計画…マンションは建物全体を長期に渡って維持管理していくための修繕計画というものを定めています。管理費・修繕積立金の使い道を定めているものであり、ずさんな計画を立てていると突然管理費・修繕積立金が値上がりすることも。購入予定のマンションの修繕計画に問題がないかどうかをチェックしておきましょう。

②管理規約に記載されたリフォーム規則…マンションによっては、リフォーム時に使用できない床材や素材の指定がある場合があります。リフォームの申請方法なども記載があるので、購入後にリフォームやリノベーションを検討している場合には必ず管理規約を確認しましょう。

③管理費・修繕積立金滞納の有無…住人の中に管理費・修繕積立金の滞納者がいる場合、その金額が記録されています。滞納額が膨らむと修繕計画に影響が出る可能性もあるため、購入時点で滞納の状況を確認しておきましょう。

マンションは室内だけでなく「管理も買う」ことを忘れないように!

マンションの場合は、共同生活をする住人全体でマンションを支えていくことが重要になってきます。長く快適に暮らすためにも、共用部や管理状態のチェックも忘れずに行いましょう。

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