【賃貸】初期費用の相場は?敷金礼金その他費用について解説します!

【賃貸】初期費用の相場は?敷金礼金その他費用について解説します!

敷金礼金その他、賃貸の初期費用って結局何がどのくらいかかるの?という目安についてまとめました。

初期費用の相場は「家賃の5ヵ月分~7ヵ月分」

敷金や礼金、その他費用を合わせた初期費用の相場は家賃の5ヵ月分~7ヵ月分。家賃7万円の物件なら、約35~49万円です。

なお、上記はあくまで貸主や管理会社、または仲介業者に支払う金額ですので、引っ越し代や家具家電の買い替え費用など、契約に直接関係ない項目は含みません。

①敷金

退去時に部屋を修繕し、元通りにする「原状回復」のための担保として預けるお金のことです。 契約時に預かり、クリーニング費用や特別清掃費、家賃の滞納分を差し引いて残額があれば退去後に戻ってきます。

  • クリーニング費用…入居時に支払った場合は、その金額は基本的に退去時の原状回復費用に充当されます。入居時に支払いが無かった場合は退去時に敷金から差し引かれます。敷金が無い場合は退去時実費精算or退去時に一定額の支払いが必要となります。
  • 特別清掃費用…タバコなどによって壁紙などについたヤニ汚れや臭い、ペットが付けたキズや汚れや臭いなどはクリーニング費用ではなく別途特別清掃費用として敷金から精算されます。敷金が無い場合は退去時に実費精算です。

②礼金

物件のオーナーさんに対するお礼のお金です。賃貸業界における慣習として今も残っています。清掃費用などに充当されるものではなく、一度支払うと戻ってこないお金です。

③保証会社利用料

賃貸借契約において、賃料支払いを保証するために貸主指定で契約が必要となるもの(保証委託契約)。 現在はほとんどの賃貸物件において契約の必須条件となっています。

これは、借主からの家賃の支払いが滞った場合、保証会社が貸主に対して家賃の立替払いを行って債務の保証をするというものです。ですので保証会社利用の場合、貸主や管理会社ではなく保証会社から家賃の請求が来ます。

初回保証料として月額賃料等合計額の50~100%を契約時に支払う必要があり、また保証委託継続料・更新料として年額・月額の支払いが必要になってくることも。契約時の初回保証料だけでなく、年額・月額費用も確認しておきましょう。

なお、保証会社利用の場合は入居申し込み時に保証会社の審査が行われます。カード事故や家賃滞納歴などがあると審査落ちの可能性もあるので注意!

④火災保険料

賃貸借契約を行う上ではこちらも加入が必須です。

管理会社指定の火災保険に加入する場合は、2年間分の保険料として15,000円~20,000円前後を支払うことが一般的です。※一部の管理会社では月額になることもあります。契約時支払いの場合は2年間分を前払いするため、賃貸借契約の更新時には火災保険の支払いも必要になることに注意!

また、管理会社によっては自分で好きな保険を選ぶこともできますが、貸主指定の保険会社があり契約条件となっている場合は変更できません。

⑤鍵交換費

契約条件で「借主負担」と書かれていればかかる費用。交換してもしなくてもよい「任意費用」である場合もありますが、防犯上は交換が望ましいです。相場は22,000円~33,000円(税込)前後。

⑥24時間サポート

管理会社の営業時間外のトラブル(深夜~早朝にかけての鍵の紛失や水漏れ)など初期対応費用が無料になるサービス。契約時に加入が必須になっている物件が多く、その場合は年額または月額で支払いが必要になる。年額の相場は16,500円(税込)~、月額の場合は550円~(税込)が一般的。

⑦仲介手数料

不動産仲介会社に支払う報酬のこと。物件や不動産会社によって異なり、無料~賃料の1.1ヵ月分(税込)が相場。
上記のほか、物件によっては事務手数料や除菌消臭代などがかかることもあります。

初期費用だけでなく、年額・月額、更新時にかかる費用も確認を

入居前に初期費用の明細をもらったら内容の確認をしておきましょう。

「礼金をなくしたい!」など支払いの項目について交渉することは可能ですが、契約条件に入ってしまっているものについては、貸主指定のものなので外したり変更したりということが出来ない場合があります。また火災保険料や保証会社委託料などは年額・月額費用がかかる場合があるので、賃料と管理費・共益費の他にかかる費用があるのかどうかも、事前にチェックしておきましょう!

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