家を売りたい!と思った時に便利なのが不動産の一括査定サービス。インターネットで簡単に査定を申し込めるサービスについて、メリットデメリットをまとめてみました。
不動産売却の「一括査定サービス」とは?
さまざまな事情で「家を売りたい」と考えた時、いきなり不動産屋の店舗に行って話を聞くのはなかなかハードルが高いもの。そこで、現在はインターネットで複数の不動産業者にまとめて価格査定を行う「売却一括査定サービス」が登場しています。一括査定サイトから所有している物件の情報や連絡先を入力すると、そこに登録している不動産業者に情報がいき、それぞれの会社から査定結果が送られてきます。
メリット①「机上査定」で価格がすぐわかる
一括査定サービスのメリットは、問い合わせてからすぐに査定価格が分かることです。過去の成約事例や周辺の相場をもとに、「この価格なら売り出せます」という机上査定価格をスピーディーに出してくれます。「今は売るつもりはないけど、価格によっては売却を検討したい」という時にも便利です。
メリット②不動産業者の比較検討ができる
一括査定サービスでは、問い合わせ時に2社~6社程度の不動産業者を選択することで、複数の業者から査定結果を受け取ることができます。
金額にばらつきがある場合には、それぞれの不動産業者から「なぜその価格設定なのか」という根拠を聞いてみるのも良いかと思います。また査定結果だけではなく、担当者のレスポンスの速さや対応のきめこまやかさについても比較検討する材料になるでしょう。
一括査定サービスでは、手軽にスピーディーに売却価格を査定してもらえる!
デメリット①査定金額が実際の相場よりも高くなりがち
一括査定サービスに登録している不動産業者は、問い合わせのあったお客様から売却活動を任せてもらうことを目的としています。そのため、他社よりも机上査定価格をあえて高めに出して注目してもらうことで、そのまま媒介契約につなげようとするような業者もいます。
一見、他社よりも高い査定額を出す業者は魅力的に見えますが、相場とかけ離れた査定価格を付けて売り出しても、結局成約までに時間がかかるのでは意味がありません。気になる査定結果については、業者にその査定の根拠をたずねるようにしましょう。
デメリット②査定後も営業電話やメールが頻繁に来ることも
一括査定サービスに物件の情報や連絡先を登録すると、査定結果が送られてきた後も、不動産業者から頻繁に営業の電話が来たりメールが届いたりする場合も。「価格を知りたかっただけ」という方には少々わずらわしく感じるかもしれません。
高い査定価格を出してくる業者=良い業者とは限らない。売却を実際に検討する際には、査定の根拠などを聞いて見極めることが重要!
いかがでしょうか?具体的に売却を検討し始めた際などは特に「なんとなく業者に任せる」のではなく、一括査定サービスのメリット、デメリットを知って賢く使いましょう!